半年前にわたしの実家から「孫にピアノを買ってあげたい」とピアノ代をもらいました。
「いやいや、将来ピアニストになるわけでもないし、ピアノなんて習わせる予定もないし」と購入をずっと先送りにしていました。
しかし幼稚園で鍵盤ハーモニカをやっているらしく、突然こどもが家にあったおもちゃピアノを毎日のように弾くようになりました。
これが意外にも継続しています。上手ではありませんが「わたしはノクターンが好き」と言うようになりました!?
初めての電子ピアノ選びの参考になる情報をまとめてみました。
目次
購入のタイミング
そんな子どもの様子を見て「買うなら今のタイミングなのかな?」と思い始めました。
その日以来、2週にわたり近場の楽器屋さん巡りをしています。
来店したら、30分近くお店の方とピアノや電子ピアノについてお話を伺うようにしていたのですが、
ようやく一つの電子ピアノに出合い購入する方向で動いています。
今回は、その時に感じたことを色々ご紹介していきたいと思います。
ピアノにかかるおおよそのお金
私自身、小学校1年生から中学卒業までピアノを習っていました。家にあったのは86万円の生ピアノでした。
ピアノ購入前には床も補強しました。ピアノと同時に絨毯をそろえる方も多いと思います。
防音素材の絨毯、防音効果のあるカーテンなどなど。
そして我が家では1年に1度、調律師の方に来てもらいピアノの調律をお願いしていました。
だいたい1回の調律代は1万円~1万5千円くらいかかります。
習い事の月謝は1万円でした。
自宅まで来ていただいていたので月謝以外のものも含まれていたかもしれません。
中学生になると少し月謝が高くなりました。そして毎年行われる発表会やグレードテストなどがあれば別途お金がかかります。
小学生1年から中学3年生まで約9年間にかかった費用は生ピアノ代もいれて200万は超えていたと思います。
ピアノを習っていてよかったこと
ピアノを習うと費用はだいぶかかりますが、長年ピアノを習っていたお陰で中学3年間の音楽の成績は常にクラスで1番でした。
幼いころから音楽に触れていたこともあり、音楽がとても大好きになりました。
楽譜を読めると弾きたい曲を演奏できますし、他の楽器にも興味がひろがります。
音楽を通したくさんの出会いもあったと思います。そんな私にとって電子ピアノは、生ピアノのまがい物程度にしか思っていませんでした。
電子ピアノに決めたワケ
今回、ピアノを購入するにあたり、
・生ピアノを買うと床の補強が必要になること。
・毎年かかる調律費用の問題
・大きな生ピアノの置き場所が確保できない問題
などの理由により、電子ピアノを購入することにしました。
楽器屋さんで聞いてきたこと
楽器屋さんは「ピアノを習うのなら、やはり生ピアノを買われた方が良い」と言われました。
それはどの楽器屋さんでも共通していました。
電子ピアノは軽く鍵盤を押すだけで容易に音が出ますが、生ピアノはある程度指に力を入れて演奏しないといい音がでません。
自分の家にある電子ピアノでは上手に弾けた曲がピアノの先生の家のグランドピアノ、
もしくは発表会などで弾くグランドピアノでは上手に弾けないという事例があり、それでは電子ピアノで練習する意味がありません。
教室の先生によっては「電子ピアノではなく生ピアノを買いなおしてくださいと言われることもありますよ」と教えてくれました。
電子ピアノの選び方
そもそも電子ピアノは「ピアノの音に近づけるように音を電子的に再現したもの」なので、当たり前ですが電子ピアノは生ピアノに劣ります。
やはり、本物のピアノにはかないません。しかし電子ピアノには、生ピアノには無い様々な便利な機能があり大変魅力的です。
たとえば、自動演奏機能。
ボタン一つでピアノ演奏が電子ピアノから流れてくるので、自宅に電子ピアノが1つあるだけで、部屋の中が一気に演奏会のようになります。
演奏する前にメロディーを聴けば、曲のテンポもつかめます。
音色もグランドピアノを再現した音源なので素晴らしいです。
収録曲は電子ピアノのランクにもよりますが100曲以上もありたくさんの曲を聴いて覚えることができます。
もちろんピアノの練習する際も、実際のピアノと同じ鍵盤の重さを自動調整して弾くことが出来るので指の練習にもなります。
ピアノ演奏以外にも別の楽器の音を再現できるスイッチや自分が演奏した曲を録音出できる機能、
Bluetoothを使えば電子ピアノの中に別の曲を追加することもできます。
またタブレットなどに楽譜を表示させ、楽譜を置く場所にセットすれば楽譜を買う手間も省けます。
電子ピアノメーカー
電子ピアノは生ピアノを製造しているYAMAHAやKAWAIの電子ピアノ以外にも、
長年シンセサイザーのような電子楽器を作り続けてきたローランドやコルグなど多数のメーカーが製造しています。
実際お店の方からYAMAHAやKAWAI以外にローランドやコングの電子ピアノを勧めてくる方もいらっしゃいました。
わたしは電子ピアノを購入するにあたり、3店舗回りましたが、
まず1店舗目のお店でローランドの電子ピアノとKAWAIの電子ピアノに惹かれました。
ローランドは3店舗見た中で1番値段が高い電子ピアノで、6つのスピーカーから生ピアノを再現した音が響き、
音程や音質、弦やキャビネットの響きなども調整でき、自分好みの音を作ることができる高性能電子ピアノでした。
1店舗でも惹かれたKAWAIの電子ピアノは3店舗目にも置いてあり、
1店舗目で見たでんしピアノと値段に差があり、同じシリーズのグレードの高い電子ピアノでした。
2店舗目に行ったお店で惹かれたのはコングの電子ピアノでした。
オシャレで他にはないカラーのピアノに私が一目ぼれをしてしまいました。
電子ピアノらしい機能も備えられている上に部屋の景観をそこねないオシャレなデザインで、
家にこんな電子ピアノがあったら素敵だなと思いました。
電子ピアノある生活
結果としてKAWAIの電子ピアノ「CN27」に決定しました。
理由はこれから子どもがピアノをはじめる上で1番使いやすい電子ピアノだと感じたからです。
実際、子どもが演奏したいと言っていた収録曲が内蔵されていたことと、
子どもがその電子ピアノに触れた時、「これが1番弾きやすい」と言ったからです。
今回、電子ピアノ選びをしていて気づいたことは、
電子ピアノは、ピアノを習っている子どもや、常にピアノを弾く人だけが家においておくものではないということでした。
生ピアノはピアノを弾かなくなればただの置物になりますが、電子ピアノであれば電子ピアノに搭載された様々な機能で音楽を楽しむことができます。
子どもが弾かなくなれば、何れ親が自分たちの趣味で使ってもいいのかなと思っています。
電子ピアノ選びで私が気を付けていた点は、その機能は「今」と「これから先」も必要であるか、という事です。
スピーカーの数、音色の種類、ふたを閉めると電源が自動でおちる機能、収録曲の数など、
全部そろっていたらたしかに便利ですが、
今もこれからも必ず必要な機能かをしっかり見極めて、電子ピアノを購入していただけたらと思います。
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