最近、知り合いの子どもが交通事故に遭いました。
そのニュースは、事故に遭った子どものお母さんから直接聞きました。
幼稚園の参観日の日、仲の良いママ友から
「うちの子、昨日交通事故に遭って」
と聞いたとき、ゾゾゾっと背中に嫌なものが走りました。
「え?誰が交通事故に?」
と一瞬パニックになりました。
わたしの身近で起こった小学生の交通事故、とても衝撃的でした。
今回は子どもの交通事故についてお話をしていきたいと思います。
危険な通学路
我が子も小学生になったら毎日通う「通学路」。危険な道はいくつもあります。
わたしの耳にも様々な通学路にまつわる情報が入ってきました。
「坂の下の横断歩道は交通量が多いから危ない。
近くにある、あの小さな踏切も危ない。」
と小学生の子をもつママ友から聞きました。
最近改めて、通学路危険スポットは色々あるのだと気づかされました。
ちなみに、小学生の子をもつママ友から聞いた横断歩道と踏切の場所には、
近所に住むボランティアの方がいつも黄色い旗を持って立っていてくださるそうです。
「小学生が全員通り終えるまで、毎朝子どもたちの安全を見守ってくれている人がいる。」
わたしはこの地域にそのようなボランティアの方がいらっしゃることに驚きました。
旗持ち当番
ボランティアの存在について教えてくれた小学生のママ友は
「あ!その旗、明日使うんだから、遊ばないで」
と子どもに注意し「そうそう、それでね。ボランティアの人が今病気で入院してて。
だから子供会のメンバーが交代で旗持ち当番をやっているの」と、家に黄色い旗があることを見せてくれました。
「正直、下の子を家において旗持ち当番に行くわけにもいかないし。
小さい子を連れて、旗持ち当番をするのは危ないから出来れば連れていきたくない。でも、うちだけ断るわけにもいかないし。
朝から旗持ち当番は憂鬱」
とママ友は言っていました。
ボラティアの存在
しかし、ママ友も旗持ち当番を経験したことで、ボランティアの人の存在の大きさや、
どれだけ自分たちの助けになっていたかを再認識できたと思います。
ちなみに、ボランティアをしてくれている人のお子さんはすでに巣立っていて、
この通学路に通う子供とは全く接点のない方がボランティアをしていることを知りました。
この地域に通う小学生の安全のために、毎朝同じところで旗持ち当番をし、
何年も休まず、子どもの安全を見守ってくれている人がいることに、私自身感謝の気持ちでいっぱいになりました。
信号機の設置
最近、わたしの住む巨大な住宅街の下の、踏切を渡ったところに、信号機が設置されました。
私は「へー。ここに信号機が出来たんだ」とそんな程度にしか思っていませんでした。
しかし後日、小学生の子を持つママ友から
「通学路の中で、あそこは一番歩道が狭くて途切れることなく車も走っていて、
なかなか子どもが横断歩道を渡れず大変だったんだよ。
ようやく、信号機がつくことになったホッとした」と聞き、
事故が起こる前に信号機が設置され、たくさんの親が喜んでいることを知りました。
交通事故発生
先ほどの交通事故の話に戻りますが、
ママ友のお子さんが交通事故に遭った場所は、今までわたしが聞いていた通学路危険スポットには出てきていない場所でした。
事故があったのは、信号機はありませんが見通しの良い直線道路でした。
そして、今回事故に遭ったママ友のお子さんは、とても真面目で普段から交通ルールをきちんと守る子でした。
幸い命にかかわるような事故ではありませんでしたが、
スピードが出ていたこともあり、車にはねられた女の子は1.5m飛ばされたそうです。
事故にあった小学生は事故当時のことを「車が来ているのはわかっていたが、走ればギリギリ渡り切れると思った」と証言していて、
運転していたお年寄りの女性は「子どもが渡ろうとしているのは気づいていたが、
まだ(横断歩道に到達するまで)距離もあり、スピードを出せば走りきれると思った」と証言したとママ友から聞きました。
事故はどこでも起こりうる?!
今回の交通事故は、確実に防げた事故であったとわたしは思います。
横断歩道を渡るとき、車が来ていたら渡るべきではありませんし、走行中の車も、横断歩道に歩行者を確認したら一時停止すべきです。
今回の事故でわたしが驚いたことは、
事故が起こる場所は「あの場所は危険だ」と誰もが思う「通学路危険スポット」以外でも起きるということ、
そして事故に遭うのは「普段、交通ルールを守らない子」だけではないということでした。
そして、もっともっと子どもの安全を守るため、
親が見守る必要があるのだと改めて実感したのと同時に、それには限界があることも実感しました。
だからこそ、普段地域のボランティアの方が一緒になって子どもたちの安全を見守ってくれること、
その事がどれだけ有難いことなのかと身に沁みました。
皆さんの住む場所ではいかがでしょうか?
子どもの安全についてぜひ色々考えてもらえたら幸いです。
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