今回は子育てと仕事の両立について考えていきたいと思います。
わたくし事ですが、最近在宅ワークを始めました。
理由は、家にいながら好きな時間に好きなペースで仕事がしたいと考えたからです。
しかしながら、これがまた全然うまくいきません。
自分の好きな時間とは、家事が終わってようやく手が空いた隙間時間のことなのですが、
日々そんな時間を上手に作れるわけもなく、夜中に仕事を始めるなど寝不足の日々が続いています。
目次
未知なる産休・育休後の生活
わたしが妊娠していた時の話です。職場への妊娠報告は安定期に入ってからしました。
その際「契約満了で退職するか、産休・育休2ヵ月で職場復帰するか」という選択を迫られました。
初の妊娠・出産でビビっていたこともあり、あまり悩むこともなく契約満了で退職する道を選びました。
わたしには、想像もつかない未知なる産休・育休明けのたった2カ月で、
生後2カ月の子どもを預けながらフルタイムで今の職場に戻る自信がありませんでした。
幼稚園のお残り保育
子どもが幼稚園に入園し、自分の時間ができました。
幼稚園には「お残り保育」という制度があり、延長保育代を払えば18時30分まで子どもを預かってもらうことができます。
その制度を利用し、仕事を始めるお母さんも増えました。
通常の保育時間は朝8時からなのですが、8時から勤務開始の職場で働いた場合、
その前に子どもを預ける必要があり、幼稚園が開く7時30分と同時に子どもを預けに行く人もいます。
その場合、早朝保育代が発生します。
また、曜日により違いますが14時30分に幼稚園が終わる日は15時30分までにお迎えに行けば無料ですが、
15時30分を過ぎると「お残り保育」の時間となり先ほどのお残り保育代がかかります。
保育時間内で出来る仕事さがし
1番ベストな働き方は、子どもの通常保育時間内に仕事をすること。
でもなかなかそんな都合のいいパート先が見つかるわけもなく、
多くの人は「早朝保育代」や「お預かり保育」分を支払って働く人が多くみられます。
また、幼稚園には11時降園の日もあれば、13時降園の日もあり、
また夏休みなど長期休みに入れば、子どもの保育時間内だけ働くことは難しく、
確実に有料サービスを使わざるを得なくなります。
時間の壁?!
たった10分や20分、お迎えが間に合わず延長となった場合、
そのたった10分や20分のために延長保育代を支払うのはもったいないので、
人によっては仕事はとっくに終わっていてもお残り保育ギリギリ、
つまり18時30分まで子どもを預けてから迎えに来る人もいます。
割に合わない出費
しかしそれは、早朝保育代や延長保育代を支払ったとしてもそれなりに収入がある場合に限ります。
時給が少ない、勤務時間が短いお仕事をしている人からすると、
高い追加料金を払って子どもを預けていたら、割りに合わないと感じる人もいるかもしれません。
以前わたしが外で仕事をしようか本気で考えたとき、幼稚園時間内に終えられるパートを選び、
子どもは1号で預けるか、フルで仕事をして子どもを2号にするべきか、とても悩みました。
1号、2号?とは?
結果、わたしは在宅ワークを選び、今まで通り子どもは1号にしました。
近年、教育・保育を一体的に行う施設(幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設)「認定こども園」ができ、
フルタイムで働くお母さんも、教育のカリキュラムが充実している幼稚園に子どもを預けるようになりました。
現在では幼稚園の同じクラスの中に、通常保育時間内で通う子=1号園児と、
朝から夕方まで給食ありで通う子=2号の園児が一緒に活動するようになりました。
実はこども園には落とし穴が!
去年幼稚園に年度途中から入ってきた子どものお母さんとお話しする機会がありました。
「うちは母子家庭だから、月曜日から土曜日までフルで私が働いています。
市に保育園の空きについて尋ねると残念ながら保育園にあきがなく、
こちらの幼稚園の2号枠で入園することになりました。
でも保育園に空きが出たらすぐにでも保育園にいれたいです」
と言っていました。
2号で預けられた子にも配慮を?!
2号で幼稚園に預けたい人が多い中、
どうしてすぐにでも保育園に移りたいのか、わたしはとても気になりました。
理由は、保育園の時と違いみんながみんな1日中預けられている子ばかりではないため
「わたしも他の子と同じ時間にバスで帰りたい」とか
「わたしも他の子みたいに土曜日は家で過ごしたい」
と言うようになり、フルで働くお母さんにとってはその変化に困っているようです。
幼稚園としては、こども園に変わろうが、
園児の大半は通常保育の1号が多いため、金曜日に
『明日から2つお休みをして、また月曜日に元気な顔を見せてください』
と案内しているようで、一部の2号の子どもたちからすると
『自分は明日も幼稚園なのに』
と思ってしまうのかもしれません。
そのお母さんは
「クラスに数人しかいないかもしれないけど、もっと2号の子のことも考えて話して欲しい」
と不満を述べていました。
親のベストと子どものベスト
自分にとって働きやすいスタイルを見つけても、子どもがそれに対応できないこともあります。
また幼稚園や保育園など選択することが出来る場合と、出来ない場合があり、希望通りにいかないこともあります。
理想としては、子どもが小さいうちはまず、子どもが馴染みやすい環境選びから始め、
それに合わせ働く場所を探していくのも良いのかもしれないと感じました。
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