牛乳が苦手な人も少なくないのではないでしょうか。私も牛乳が苦手な一人です。小学生の頃は給食で牛乳が最後に残り、鼻をつまんで我慢して飲んでいました。
実は殺菌によって牛乳の風味がちがうことをしりました。
牛乳が苦手な人が牛乳を選ぶヒントになればと思います。
目次
牛乳の加熱方法には2つの種類がある
店頭に並ぶ牛乳は法令で加熱殺菌が義務づけられています。日本で採用されているのは超高温瞬間殺菌と低温殺菌です。
この殺菌の加熱の方法の違いが、牛乳の風味に影響しているんです。
超高温瞬間殺菌
牛乳を120度から135度で数秒間加熱する方法。殺菌効果が高いので、賞味期限を長くすることができる加熱方法です。
販売しているほとんどの牛乳はこの超高温瞬間殺菌ですね。
殺菌後に空気を遮断して容器に詰められた常温長期保存ができるロングライフミルクはこの殺菌方法です。
高温にすると牛乳の成分のタンパク質の一部が変化し加熱臭が発生します。
加熱によって硫黄化合物が生成され、これが「後味がわるい」とか「癖がある」「のどごし悪い」と感じる人もいるんです。
低温殺菌
牛乳を63度から68度で30分間加熱する殺菌方法です。
加熱する温度が低いため、高温殺菌のようなタンパク質の一部の変化が少ないです。
そのため、牛からしぼった生乳に近い風味になります。
その分、高温殺菌に比べると消費期限は短くなります。
牛乳が苦手な人は一度低温殺菌の牛乳を試してみてはいかがですか。
販売している低温殺菌の牛乳
スーパーではタカナシの低温殺菌牛乳が一番買いやすいと思います。
他の牛乳よりも若干高いかもしれません。
私の近くのスーパーでは1Lパックが228円でした。
スーパーで売っている低温殺菌牛乳もありますが、こだわりの美味しいと評判の低温殺菌牛乳もあります。
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牛乳の種類
実は牛乳と一言で言っても種類が7種類もあるんですよ。
脂肪分や加工のしかたで分けられています。
牛乳
生乳だけを原料にして、加熱殺菌させた物。
乳脂肪分は3,0%以上で、タンパク質、炭水化物、カルシウムなどの無脂乳固形分は8,0%以上と決められています。
成分調整牛乳
生乳から水分や乳脂肪分などを一部取り除いた物。無脂乳固形分は8,0%以上です。
低脂肪牛乳
成分調整牛乳の中でも乳脂肪分が0,5%から1,5%まで低めた物。
無脂肪牛乳
成分調整牛乳の中でも乳脂肪分が0,5%未満の物。
加工乳
原料に生乳の他に脱脂乳やバターなどの乳製品や水を加えた物。無脂乳固形分は8,0%以上です。
乳飲料
牛乳成分以外の原材料も使用している物。
例えばコーヒーが入ったカフェラテや紅茶が入ったミルクティーなどがこれに当てはまります。
最近はカルシウムを加えて栄養成分が補強されている物もあります。
特別牛乳
乳脂肪分3,3%以上で無脂乳固形分が8,5%以上の物。
生産されている量はわずかで、全国で数カ所でしか作られていません。
まとめ
牛乳の後味やのどごしが苦手な人は一般的に販売されている超高温瞬間殺菌の牛乳ではなく、一度低温殺菌の牛乳を飲んでみて下さい。
高温殺菌の牛乳でも最近は硫黄酸化物を除去する製法で加熱している牛乳もあります。
スーパーで食品表示を見てみてくださいね。
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